【NHK 3月7日15時41分】
去年秋に日系企業も大きな被害を受けた大規模な洪水への対策について、来日中のタイのインラック首相は、７日、都内で開かれたセミナーで、「治水対策の強化を進めており、タイは依然、優れた投資先だ」と述べ、日本企業の投資を呼びかけました。
タイでは、去年秋、中部のアユタヤや首都バンコクの周辺を中心に、洪水による大規模な浸水被害が広がり、工業団地に入居しているおよそ４６０の日系企業も生産停止に追い込まれました。
７日、都内で開かれたセミナーは、タイ政府などが日本の企業を対象に行ったもので、去年８月の就任後、初めて来日したインラック首相が講演を行いました。
インラック首相は、「経済的に重要な地域を保護するため、治水対策の強化を進めている」としたうえで、「ことしのタイのＧＤＰ＝国内総生産の成長率は６％前後に達する見通しで、タイは依然、優れた投資先だ」と述べ、日本企業の投資を呼びかけました。
セミナーでは洪水対策として、氾濫を起こした川の流域での植林や、主要な道路のかさ上げ、防水壁の設置などの取り組みが紹介されました。
ただ、こうした説明に、工場が浸水し生産停止に追い込まれた金型メーカーの役員の男性は、「防水壁の外側の地域への対策などが十分でないと感じた。洪水への不安は残ります」と話していました。
针对在去年洪灾中遭受严重损失的日企，在日访问中的英拉总理7日在东京举行一个研讨会，围绕“泰国将强化防洪救灾措施，泰国依然是投资者的乐土”主题，英拉总理呼吁日企加大对泰投资力度。
去年秋季在泰国中部大城府（Ayutaya)以及曼谷周边城市，洪水进入到工业园区，导致460家日企被迫停产。
在3月7日的研讨会上，去年8月上台后首次访日的英拉总理进行了演讲。英拉强调在加强防洪救灾措施来保护重要经济区域，今年泰国的GDP预计增长6%左右，泰国依然具有良好的投资环境。英拉呼吁日企加大对泰投资力度。
在研讨会上针对防洪措施，详细介绍了引起洪水的流域地区的植被情况，加高主要道路，防水墙的建立等一系列组合措施。
然而，遭受过水灾的磨具制造商还是对防水墙有疑议。
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